【終了いたしました】11月の展示 ともてらす早良開館2周年イベント「にのさかクリニック」と「バングラデシュと手をつなぐ会」活動紹介
「にのさかクリニック」と「バングラデシュと手をつなぐ会」活動紹介
展示期間 11月1日(水)~11月28日(金)
■にのさかクリニック
~地域のかかりつけ医として~
■バングラデシュと手をつなぐ会
~地域での国際協力活動~
それぞれの活動を紹介する写真や資料を展示します。
ーともてらす早良開館2周年によせてー
福岡市早良南地域交流センターともてらす早良開館2周年、おめでとうございます。地域の文化、人々の交流の拠点としてますますの発展をお祈りいたします。
私は、1996年3月に野芥に、にのさかクリニックを開設いたしました二ノ坂と申します。長崎の出身ですが、縁あって福岡に移り、もう福岡の生活のほうが長くなりました。クリニックは、「地域のかかりつけ医」をモットーに、外来医療と在宅医療を行っています。当院の特徴は、地域の人々とのかかわりを通して、さまざまな活動を行っていることです。在宅医療は、本人の「在宅で過ごしたい」と言う希望と、それを支えようとする家族の思い、それに医療や看護、介護など支援チームの協力が必要です。チームとして、在宅で過ごす方、それを支えるご家族への支援を行う中で、さまざまなことを学びました。その一つを紹介します。良い最期を迎えるための条件を考えました。以下の5つです。
1)本人が人生を自分らしく生き抜いたか 2)家族、友人、職場などの人々との関係性が良好だったか 3)最後の時期に悔いのない介護ができたか 4)亡くなる時、穏やかだったか 5)本人、家族との思い出を残す
私自身もこれら患者さん、ご家族から学んだことを、これからも肝に銘じながら、実践していきたいと考えています。
さて、私が所属する「バングラデシュと手をつなぐ会」も、早良区内に事務所を置き、30年あまり活動を続けています。バングラデシュのカラムディ村という僻地の農村での、教育と保健医療での協力活動を行っています。89年小学校建設に始まり、母子保健センター(95年完成。現在はションダニ病院)、さらに看護学校建設(2019年)などをはじめ、毎年の現地訪問を通して、現地NGOや村人との交流を続けてきました。また現地の医師や看護師、教員、看護学生などを日本に招いての研修や交流も行っています。早良区をはじめとして福岡市民の皆さんに、バングラデシュの国や文化、会の活動を伝える活動も行っています。会の活動、現地の活動は、市民の皆さんの募金活動で支えられています。これからも皆様のご協力、ご支援をお願いいたします。
ともてらす早良内の早良南図書館で、「さいごまで自分らしくあるために」をはじめとする私の著書やバングラデシュと手をつなぐ会の記念誌を読むことができます。どうぞご覧ください。
にのさかクリニック理事長・バングラデシュと手をつなぐ会代表 ニノ坂 保喜