【展示】歴史展示会『福岡が生んだ農学者 林遠里と勧農社』
歴史展示会『福岡が生んだ農学者 林遠里と勧農社』
展示期間:令和7年4月29日(火)~5月25日(日)
会場:ともてらす早良1階 展示スペース・市民ギャラリー
第2弾‼ 早良南地域のすごい人発見!こんな近くにこんなすごい人が?
林遠里の曽孫である林道生氏秘蔵の品々の展示です。
勧農社の業績の証ともいえる賞状や勲章、ドイツの商業博覧会に政府命で出席したことにまつわる数々の品、フランスやイギリスなど各地を回った洋行日記、遠里が発明し製作した「抱持立犂」、県知事をはじめ著名人の署名などを展示します。
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【林遠里プロフィール】
福岡県が生んだ農学者「明治の三老農」の一人。早良区鳥飼村で1831年に生まれた。家祖は黒田25騎の一人林掃部亮直利。代々黒田藩の砲術教師を務め、戊辰戦争へも従軍する。明治4年廃藩置県に際し職を辞し、早良区重留村へ転居する。農に全身を打ち込み、農業界の革新の道を歩き始める。「寒水浸・土囲法」の農業改革論を説き、明治10年『勧農新書』を発刊する。明治16年勧農社を設立。社員を実業教師として全国各地に派遣した。「筑前農法(福岡農法)」や「乾田馬耕」は日本農業の飛躍的な進歩に大きな役割を果たした。
【勧農社】
勧農社跡は福岡市早良区重留にある福岡市指定遺跡である。
明治16年、興産社を勧農社に改名し、本格的に実業教師を全国に派遣し、遠里の改良米作法を普及した。農業教師は9年間で461人、卒業生は600人を超えた。
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